1992年6月10日水曜日

ニュージーランドのヒラマサ釣り

インターネットどころかウィンドウズすらも普及していない1992年、英文FAX通信と国際電話で船と宿を予約し、オークランドスティのパックツアーをベースにして、ニュージーランド北島の北東部に位置するファンガロワ湾(Whangaroa)のキングフィッシュロッジ(Kingfish lodge)までヒラマサ釣りに出かけた。
"BOAT ACCESS ONLY"の看板が挑戦的なキングフィッシュロッジの連絡はTV番組「ダイワ・ザ・フィッシング」のロケデータを制作会社まで問い合わせるなど、海外遠征の事前準備に涙ぐましい努力を要する時代だった。 当時の大物道具といえば、トローリング、底物系磯釣り、泳がせ釣り程度。フェンウィック(Fenwick)やペン(PENN)の大物用ロッドやスピニングリールを入手するにもバスプロショップ(BASS PRO SHOP)の海外カタログ通販で個人輸入するなどと大騒ぎ。 ソルトルアーに至ってはアメリカから輸入しても、角ばった鉛オモリに銀メッキを施したものしかない始末。それでも、20Kgオーバーの南ヒラマサ(Yellowtail kingfish)と、マトウダイ(John Dory)やタラキヒ(Tarakihi)が釣れた。他にも、泳がせ釣りの餌用にサバ程もある大アジが困るほど釣れ、独特のソフトピンク色をしたピンクマオマオ(Pink maomao)などを見ることが出来た。

※南ヒラマサ(Yellowtail kingfish or Yellowtail amberjack, Seriola lalandi)
※大アジ(ニュージーランドマアジ, Yellowtail Scad, Trachurus novaezelandiae)
※ピンクマオマオ(ミナミアカイサキ, Pink maomao, Caprodon longimanus)





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